「G   あなたの知らない若き日のガウディ 」
 
スペインのミステリー小説を邦訳しました。出版は未定で、難しそうです。
 
Gaudi
ガウディ ダニエル・サンチェス・パルドス
         G   あなたの知らない若き日のガウディ
 
バルセロナを舞台に若きガウディが活躍するミステリーのtrailerです ーーーーー
 
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G (la novela de Gaudí) 原題:G(ガウディの小説)
Daniel Sánchez Pardos 作者:ダニエル・サンチェス・パルドス
Editorial: Editorial Planeta 出版社:プラネタ社 Publishing date: 2015/09/01 | 560 pages | ISBN: 978-84-08-14464-9 |
出版日:2015年9月1日
テーマ; 危機に震撼する街:バルセロナ。 未来を見る青年:ガウディ。大量殺人テロの陰謀。
G(ガウディの小説)の概要;
 1874年10月。ガブリエル・カマラサは長年のロンドンへの逃避から家族でバルセロナへ帰ってきた。ガブリエルはラ・ロンハの建築学校に行った最初の日に、一年先輩にあたる青年に出会った。その人の名はアントニ・ガウディ。若いカマラサにとっては、ガウディは謎の人物だった。その年齢では考えられないほど、建築に関する知識は高度で広範だった。彼は難解なテーマや、オカルト的な植物学、そして当時の最新技術の写真に興味を持っていた。それに、バルセロナの地下社会とも接触を持ち、結構な収入を得て、謎の活動をしていた。
 ガウディはまた、第1に推理を尊ぶ精神の持ち主であり、またそうあろうとしていた。そして、この若い二人の建築を学ぶ学生の生活が、殺人事件や予測不能なテロの陰謀によって揺り動かさせた時、若いガウディの能力が最終的に試される。
 ガウディはまだ若い青年だが、建築美学、建築構造についても独特の卓越した知識を持ち、推理力と行動力に優れた魅力的な青年である。日本で明治維新に当たる時期のバルセロナは、都市の建築的姿はできつつあったが、まだ、乗合軌道馬車の時代であった。そして、街全体が政治・経済の激動に飲み込まれそうになっていた。
 主人公は、イギリス生まれの赤毛の女性で報道挿絵画家、フィオーナ。バルセロナ出身だが亡命同然でロンドンに家族でしばらく暮らし、バルセロナに帰ってきたばかりの事業家の息子、カマラサ。そして、近くの村から建築の勉強をしにバルセロナにきたガウディ。この三人である。
作者:ダニエル・サンチェス・パルドス 1979年1月5日バルセロナ生まれ。 歴史小説、スリラー小説、現代小説 作品; 『The Garden of the Curious』(2010年)、
『White chapel Quartet』(2010年、 『The Storm in a Glass賞』) 『The Great Return』(2013年) 「G」(ガウディの小説)(2015)は、最新の作品でドイツ語、フランス語、イタリア語、デンマーク語、中国語、およびポルトガル語を含む多数の言語に翻訳されている。イタリアで翻訳・出版され、最高の外国小説としてローマ賞の名誉賞に選ばれた。
 
 最も最近の小説、ラ・ダマ・デル・ポゾは、1854年バルセロナが舞台のゴシックスリラーである。